僕の母は今、祖母と二人で、
信州の秋山郷と言う所に住んでいます。
そこが母の故郷という訳ではないし、
何の縁もゆかり無い場所ですが 、
何故そこに住んでいるかということを書き出したら、
それだけで何時間もかかってしまうので止めます(゜▽゜;)
まあ、母が自分で決め、祖母も一緒に行くことを望んで行ったので、
それで良いのだと思っています。
母が長野に行ったのが一昨年の7月、
僕がglamをオープンさせたのが5月、
ほぼ同じ頃に、それぞれが自分で選んだ道を歩き出しました。
glamを出すにあたり、僕の自己資金は微々たるもので、
母と祖母から僕の自己資金の倍くらいに当たる額を貸してもらい、
何とかオープンにこぎ着けました。
母は少しボケ始めた祖母と二人で、
誰に気兼ねするでもなく、
自然の豊かな信州の地で、
子育てを終えた今、第3の人生を歩んでいます。
そんな母から今日手紙が届きました。
正直疲れていたので、読む気もしなく、
鞄へ突っ込んで家へと向かったのですが、
途中で夕食代わりにモスに入ったとき、
そう言えばと思い出し、手紙を開けてみました。
前略
初めて正明に手紙を書きます。
もうそちらは開花のシーズンで。。。。。。
こんな書き出しで始まる手紙は、何故かとても暖かく、
風邪と花粉症でダウン気味の僕の心には染み入りました。
偶然かiPodで聴いていた曲も、コブクロの「桜」♪
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「桜」を聞きながら読む、母からの手紙は、
心の中にある塊が溶けて行く様な、
そんな不思議な感覚でした。
手紙には、祖母のボケが少しづつ進行してることや、
それでも楽しそうに暮らしてる事、
今年は雪が少なくスキー場が早くに閉場した事など、
つらつらと書いてありました。
妹の子育てが順調で安心したとか、
弟の店や僕の店が順調で嬉しいとか、
妹の出産でこっちに来た時に一緒に昼食をとった時の事、
大した事話してない筈なのに、嬉しかったとか。。。
他愛もない事ばかりなのですが、何故か目頭が熱くなりました。
そして最後に、近くにある、
川原で温泉がわく場所の案内を同封したので、
いつか来ると良いという様な事が書いてありました。
顏を突き合わせて話せば、言い回しに苛ついたり、
今時の感覚を理解出来ない事にズレを感じたり、
つい、キツい口調で話してしますのですが、
不思議とこうして手紙をもらうと、
そんな事はどうでも良い事の様に思えたりもします。
またglamスタッフの事も気にかけてくれてる文の下りで、
スタッフをスタップと書き違えていて、
思わず「プじゃねーよ!」
と一人突っ込みを入れたり(笑)
父と母が離婚したんが、僕が小4の頃。
それ以来女手一つで兄弟3人を育てて来た母。
友達と一緒に遊びに行くお金が貰えなく、
大騒ぎして困らせた中学の頃。
コッソリ吸ってたタバコの吸い殻が、綺麗に掃除されていて、
気まずかった中3の頃。
当時の母の職場が、夜勤のある職場だったせいで、
よく兄弟3人だけで過ごす事もあった。
近所の蕎麦屋から出前をとって、
支払いは明日母がするのでと、
俗にいうツケで晩飯を食べたりもしてた。
でも僕等はこの出前の時に一緒に、
コッソリと三ツ矢サイダーを頼み、
3人で飲むのが楽しみだった。
そんな昔の事がいっぺんに思い出されて来て、
更に『桜』のメロディーと詩が僕の脳を刺激して、
思わずモスのカウンター席で泣きそうになった。
うちの母料理が下手で、僕等が親子丼と信じて食事は、
後に何丼でもない事が判明。
また弟が彼女を連れて来た時に出した、
山かけが悪くなっていたのに、
母は平気でそれを食べ、全く下す事もなく、
その後も平然と生活してた事もある。
またやはり弟が40℃の熱を出して寝込んでた時に、
仕事中の母に電話をした所、
「体温計の目盛りは41℃まであるから平気よ!」
って言われ唖然としたと言う伝説もある。
(その頃は水銀の体温計で目盛があった)
そんな傍らで思春期の頃の僕は、
せっかく受かった高校も辞めてしまったし、
弟も専門学校を辞めてしまったり、
きっと先の見えない気持だった頃も、
あっただろうなぁとか考えたり。。。
お母さん、手紙をありがとう。
面と向かっては中々いえません。
でも
今までの色々、心から感謝しています。
ありがとうございます。
おばあちゃん共々、元気で長生きして下さい。
その内遊びに行きます。
では。
コブクロ 「桜」http://www.youtube.com/watch?v=1LAv1z3iotI
コブクロ 「桜」
♪名もない花には 名前をつけましょう
この世に一つしかない♪
冬の寒さに 打ちひしがれないように
誰かの声に また起き上がれる様に♪
中略
実のならない花も♪ 蕾のまま散る花も♪
あなたと誰かの これからを♪
春の風を浴びて見てる♪
桜の花びら 散るたびに♪
届かぬ重いが また一つ♪
涙と笑顔に消されてく♪
そしてまた大人になった♪
追いかけるだけの 悲しみは♪
強く清らかな 悲しみは♪
いつまでも変る事のない♪
無くさないで♪
君の中で 咲く Love