
ネットのとあるコミュニティーで、
昔の絵本について語り合っているのをみて、
不意に子供の頃の事を思い出しました。
子供の頃僕は押し入れで寝ていました。
これは寝る場所が無いとかではなく、
そこが気に入っていたんだと思う。
両親は僕が4才か5才の頃に、横浜に家を買いました。
部屋はキッチンの他に4つあって、荷物もそんなに無いので、
押し入れは結構スペースが空いていて、
「ここで寝たいなぁ」と弟と二人で話していたら、
なんとなく僕と弟は、押し入れの上と下で寝る様になった。
親はベッド買う費用が浮いたと喜び、
僕等は押し入れみたいな、隔離された空間で寝ると言う事が、
訳も解らず嬉しかった。
いつの事だったかハッキリとは憶えていないけど。。。。。
ある絵本を母に読んでもらった。
母は保母で(今では保育士)職場からその絵本を借りてきてくれて、
読んでくれた。
その絵本は「おしいれのぼうけん」という絵本で、
今をもって忘れられない、好きな絵本の一つです。
お話は、喧嘩をして昼寝のジャマをした男の子ふたり。
一人はワンパク坊主、一人は気弱な泣き虫。
喧嘩して他の園児に迷惑かけた事に謝らなかった事から、
先生はふたりが最も恐れる場所【おしいれ】に、
ふたりを入れます。
くらい中でふたりはドンドン心細くなる。
そこへネズミ婆さんがやって来る。しかもこれが怖い(笑)
沢山のネズミを引き連れて、ネズミ婆さんがやって来る訳です。
「ごめんなさいと言えば許してやる」って。
その時弱虫くんが持っていたミニカーと機関車のオモチャが、
大きくなってふたりを乗せて走り出す。
そしてふたりの【おしいれのぼうけん】が始まる訳です。
記憶が曖昧なんで少し違うかもしれない。
ネズミ婆さんは押し入れの壁の模様が、
いつの間にか顔の形になってネズミ婆さんになっていくんだけど、
それを読んでもらってから、押し入れで寝るのが怖くなって、
夜寝ていても壁の模様が気になって気になって。。。
「怖いから押し入れで寝るのは嫌だ」
と言ったかどうかは憶えていないけど、
そろそろいつまでも押し入れに寝かせてる訳にもいかないと、
親が2段ベッドを買ってくれました。
そんなこんなで、僕等の押し入れでの生活は幕を閉じたのでした。
なんか昔みた絵本って、結構強烈に心に残っていて、
いつまでも忘れないもんですね。
4、5年前に本屋で見つけて買って読んでみたら、
やっぱり面白いです。
子供の頃は見えなかった部分まで見えてきて、
「深いなぁ」なんて想ってみたり。。。。。
この「おしいれのぼうけん」の絵を描いている、
たばたせいいちさんが絵を書いている、
「さっちゃんのまほうのて」と言う絵本も、
僕の好きな絵本ベスト5に入ります。

この「さっちゃんのまほうのて」は、
生まれつき右手の指が無い「さっちゃん」のお話で、
幼稚園でオママゴトの時に、
右手の指が無いことをバカにされてしまい、
自分のおかれてる状況を知って、
その小さな心に、色んな感情を芽生えさせる話です。
テレビで絵本朗読の番組で、
何処かで見たことある懐かしい絵と、
お話の素晴らしさに引き込まれ、
ボロボロ泣いていたことを憶えています。
その日のうちに本屋へ走り買ってきました。
あとで「おしいれのぼうけん」と同じ絵の方だと知り、
更にビックリ&懐かしい気持ちにもなりました。
良い絵本と言うのは、いつみてもいいものですね。
そして後世に遺していきたいなぁって思います。