先日カラーリング(白髪染め)について書きました。
今日はお洒落染めについて書きます。
前回も書きましたが、基本的には白髪染めも、お洒落染めも同じです。
過酸化水素(オキシ)が分解され(酸素と水に分かれる)時の、
酸素の力により髪のメラニン色素を壊し脱色したり、
蛋白質と染料がくっつく酸化重合という現象により色を付けていきます。
つまり髪を明るくする以上は必ずブリーチ(脱色)がおこっている訳です。
黒い髪は何色にも染まらないので、
ブリーチ作用により茶色等、他の色の影響を受けやすい状態にしながら、
染めたい色の色素を酸化重合で髪にくっつけ発色させる。
けっして黒を茶色に染めているのでは無い訳です。
よく「ブリーチは傷むからしたくないけど、髪は明るくしたい」
という人がいますが、明るくする=ブリーチはされているわけで、
ブリーチ作用が必ずあるという事です。
(大事な部分なので要チェック!)
これに対してブリーチ力の無いカラー剤もあります。
中性や酸性のカラー剤です。
これらは、過酸化水素が分解しないHP(ペーハー)に設定されていて、
(PH3〜4が安定している)
脱色の原因になる酸素をあまり発生させないので、
髪が明るくなりません。
厳密に言うと中性カラーは多少の分解はおこると思う。
がアルカリの強い物と比べたら、まあ、ほとんど無いと言えるでしょう。
ブリーチせずに、色素の酸化重合だけが行なわれ、
色が入る仕組みです。
なので、傷みは少なく染められます。
(傷まない訳ではありません)
また酸化重合した色素も、永久ではないので、
時間の経過と共に抜けて来てしまいます。
そうして出来た状態が退色毛です。
時間が経つと色が抜けるのは、
髪の毛の中の蛋白質が重合した色素ごと、
損傷したキューティクルの隙間から、外へ出てしまったせいなのです。
(ここも大事です!憶えておいて下さい)
だから、退色とダメージは同時進行なのです。
カラーしたからいたむと言うよりは、
カラーした事によって表面のキューティクルが開いてしまい、
そのままにしておくとこによって、
そこから髪の中の蛋白質が出てしまうせいで、傷むとも言えます。
(パーマでも同じです)
はい!大丈夫ですか?
頭パニックになってる人いませんか?(笑)
ここで皆さんに知っておいて欲しいのは、
明るくすれば必ず髪はダメージを負うという事。
そしてカラーをするという事は、
少なからずダメージの原因の一つの、ブリーチが行なわれているという事。
そしてそれをそのままにしておくと、ダメージがドンドン進行してしまうという事。
なので、カラーやパーマの後トリートメントをお勧めしているのは、
髪のダメージの進行を少しでも食い止める為なのです。
よくこういう人もいます。
「トリートメントしても大して変わんない」
「あんまし効果がわかんない」
ある意味中に対して作用させる補修剤は、
効き目が判りにくいかもしれません。
しかし退色やその後の髪の状態に確実に影響してきます。
キチンとケアーしている人と、ケアーの無い人の髪は、
半年もすれば全く違うモノになってしまいます。
ショートですぐ切ってしまうとか、あまり気にしなくて良い髪型なら、
そこまで気にする必要は無いでしょう。
ただこれから伸ばしたい人、パーマかけたい人は、
このコラムを憶えておいて損はないと思います。
今日はカラーの仕組みについてのお勉強でした。
正直、美容師でもわかってない人結構います。
だからお客様でも、ある程度の知識を持つ事で、
自分の髪を守って下さい。
上記以外で質問があれば、コメントに入れて下さい。
2日以内に返事します。