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2006年03月09日

カラーリング

カラーについて書いていきます。
これはお客様に向けたものです。
 
 
 
まずカラーのはなしをする場合、
大きくお洒落染めと、白髪染めによく別けられる訳ですが、
簡単に言うとこの二つ、カラーとしての薬に違いはありません。
 
  
 
厳密に言えば白髪染め用にメーカーが出している物と、
お洒落染め用のカラー剤に多少の違いはありますが、
基本構造が違う訳ではありません。
 
 
 
かなりこの辺を勘違いしてる人は多い様です。
 
 
 
白髪染め用の薬剤に入ってる色素は、
基本的にはファッションシェード(お洒落染めの格好付けた呼び方)
に使われてる色素と同じです。
だから、お洒落染め用の明度を下げる(暗くする)薬剤で白髪は染まります。
 
 
 
グレイシェード(白髪染めの格好付けた呼び方)の薬剤を使って、
毛先の明るい部分を暗くする事も出来ます。
 
 
 
白髪染めと一言で言っても、白髪の状態は色々ありまして、
全体の何割が白髪なのか、
部分的なのか、
均一にあるのか、
それによって、使う薬剤、施術方法が変わってきます。
 
 
 
お客様にも是非知っておいて欲しいのですが、
白髪を染めるというのは白い物を暗くするので、
色素の濃い薬剤が必要です。
 
 
 

それに対して黒い毛を明るくするには、
リフト力(脱色力)の強い薬剤が必要です。
 
 
 
黒い毛と白い毛が混在している髪を1色に染めるというのは、
真逆の事を同時に進行するという事です。
 
 
 
これはある意味食べながら痩せるくらい難しい事なのです。
 
 
 
だから明るめにしようとすると、白髪が染まりきらず、
浮いてしまったり、しっかり染めようとすると暗くなってしまったりする訳です。
 
 
 
いっそ白髪が全部なら暗くしていく途中の丁度いい所で止めれば、
明るめの白髪染めも奇麗にいきますが、黒髪が多い場合は難しい訳です。
 
  
 
ではどうやって明るい白髪染めをするのか?
 
 
 
二つ方法があります。
 
 
 
一つは最初からリフト力も高く、
色素量も多い薬を、長時間髪に着けておいて、
見えない所では明るくなってるけど、
濃い色素が入ってるから実際はそれほどでもなく、
丁度いい感じに仕上がるというもの。
 
 
 
この場合退色が激しい事が予想されます。
見た目は普通の奇麗なブラウンでも、
必要以上に※ベースを明るくしてしまっている事もあるからです。
※(カラー剤によって入れられた色素がないと考えた、髪そのものの明るさ)
 
 
 
もう一つは最初にベースを明るくリフトしておいて、
上から白髪へ対しての薬剤を塗っていき、
コントロールする方法です。
 
 
 
髪の中でおこっている事は同じですが、
リフトや暗さをコントロール出来るというメリットがあります。
 
 
 
最小限のリフトで済ます事が出来れば、
リフト力と濃い染料が混在している薬剤を使うより、
微妙なコントロールが出来る分、
髪の傷みや、刺激は押さえる事が出来ると思います。
 
 
 
ただし、時間がかかるので、
手っ取り早くかんたんなミックスタイプを使う美容師が多い。
 
 
 
そしてセルフカラーの薬もこのタイプです。
 
 
 
最近のの白髪染めの要望というのは、
すべての毛を同じにするという感じでもなくなってきていますね。
だから、白髪が完全に染まってなくてもいい。
 
 
 
それなりに全体が明るくて、それなりに白髪に色が入っていればいい。
そんな要望のお客様が増えて来ています。
 
 
 
僕自身白髪が最近増えてきて、
染める時に、は白髪も多少は染まる様に染めています。
 
 
 
最初にお洒落染めと白髪染めに違いはないと書きましたが、
薬剤としては違いはなくても、
反応としては、リフトしながら暗くしていくと言う、
髪の中でおこってる事は少し違います。
 
 
 
二つの事をしなければいけない分、白髪染めの方が時間がかかります。
 
 
  
また、髪への負担も増えます。
 
 
 
カラーと言うのは、どうして髪が明るくなるかと言うと、
カラー剤の2剤の過酸化水素が分解した時に発生する酸素が、
毛髪を脱色したり、染料の重合反応を進めたりします。
 
 
 
過酸化水素はPHが3〜4をずれると分解が始まります。
過酸化水素の分解はアルカリが存在すると激しくなります。
アルカリ濃度を高くすると、過酸化水素は激しく分解し、
その時に発生した酸素が毛髪中のメラニン色素を分解して毛髪を脱色します。
この反応により、毛髪を明るくしながら、染料で染色する事ができます。
 
  
 
はい!そこのページ閉じようとした人!(笑)
 
 
 
訳解んないですよね(笑)
 
 
 
解り易く言うと皆さん昔オキシドールって使って脱色した事ないですか?
 
 
 
あれが過酸化水素水です。そしてカラーの2剤です。
 
 
 
それがある条件を満たすと分解を始め、酸素を発生させるんです。
その酸素が髪の色素を分解していき髪が明るくなるという訳です。
 
 
 
そのある条件というのがアルカリと混ぜるという事です。
そのアルカリがカラーの1剤です。
その中に染料も一緒に入っていて、オキシの分解の際に、
髪の中のアミノ酸に、一緒にくっついていく訳です。

アルカリが強ければ強い程髪は明るくなりますし、
反応を長く続ければ当然髪に負担もかかります。
 
 
 
よりしっかり色を入れて、明るくしたければ、
強い薬で時間を置かなければいけない訳です。
 
 
 
だからそういう事を繰り返せば、髪は傷む訳です。
 
 
  
それから白髪染めに向かない色もあります。
と言うより染まり難くて、
とれやすい色があると言った方が良いかもしれません。
 
  
 
アッシュがその最たる色だと思います。
アッシュに限らず、寒色系の色よりは、暖色系の方が、
白髪には奇麗に入るし、保ちも良いです。
 
 
 
髪は傷めたくない。
でも明るくしたい。
白髪も染めたい。
色も楽しみたい。
 
 
 
ハッキリ言って、そういう事は無理です。
 
 
 
何かを我慢しなければならないなら、どこを我慢しますか?
 
 
 
ダメージは、補修剤やケア剤である程度カバー出来ます。
明るさも出す気になれば出せます。
白髪もその気になればある程度は染められます。
色味だけは、まだ難しいです。
各社奇麗にアッシュ系に染まるという触込みのカラー剤を出してますが、
どれも1週間で白髪は元通りになってしまいました。
 
 
 
ですからみなさん。
グレイカラーと上手く付き合っていくには、
寒色系は避けて、暖色系(オレンジや赤みのあるブラウン)、
またはイエロー系で染める事をお勧めします。
 
 
 
そして、ケアーはしっかりして下さい。
以前紹介した補修剤(スーパーチャージャー)の他にも、
毎日のシャンプー&コンディショナー
等でもかなり違ってきます。
 
 
 
そして自分で染めるは、一番最悪な結果を招く事になるので、
少なくとも傷みを気にするなら止めましょう。
 
 
 
今日は久しぶりに真面目に髪について書いてみました。
わかり難い箇所もあったかと思います。
質問等あれば、コメントに入れておいて下さい。

投稿者 glam : 2006年03月09日 16:12
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