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2006年01月24日

通学路を辿る

昔の家の周辺を後にして、
4年生から3年間通った小学校への通学路を歩いてみる。
 
 
かつてあった商店は殆どと言っていい位、店を閉めていた。
これは少し悲し気分にさせる。
 
 
坂の下の豆腐屋さんも、その隣の食堂も、サカエストアーも、
その前のストアーも、名糖牛乳も、薬局も、竹寿司も丸石商店も、
その斜め前の肉やも並びの店も皆閉まってた。
 
 
人は勝手なもんで、勝手に自分はその場所から出て行ったのに、
その場所には昔のままでいて欲しいと望む訳で、
結局商売として成り立たないから止めていく、
それは自分がもっと便利な場所へと引っ越したのと、
何ら変わらない。
 
 
むしろかなり正当な理由だろう。
 
 
それでもやっぱり店がみんな閉まってるのは悲しかった。
 
 
気を取り直して歩く。
 
 
少し歩くと昔の同じクラスの女の子の家がある。
その子の家はお米屋さんをやっていて、
僕はその子の事が好きだった(笑)
 
 
嬉しい事にそこはお店が開いていた。(写真1)
 
 
よっぽど中に入って挨拶でもしようかと思ったけど、
根性無しなんで、そのまま学校へ向かう。
 
 
なんか友達の住んでいた家を見つけ、
表札が変ってないと、何か嬉しい気持になる。
きっともう、僕の友人達はもう、
そこには住んでないんだろうけど。
 
 
途中でちょっと寄り道。
新吉田公園、通称ダッチョ公園に足を伸ばした。
この近くにネズミ屋という駄菓子屋があって、
よく帰りに買い食いしてた。
(ネズミ屋ってネーミングがいい!)
 
 
学校で買い食いはしない様にって言われてたけど、
何で買い食いがいけないのかが、理解出来なかった。
 
 
誰にも迷惑かけてないし、自分のお金で、
買うのが何でいけないのか?
まあ、そこには色んな奴らが集まってきて、
しょうもない喧嘩や、諍いも結構あったんだけど、
そういう駄菓子屋で過ごす時間は、
子供の頃の僕には至福の時間だった。
 
 
ネズミ屋は普通の住宅に紛れてあったのだが、
どうももう無くなってる感じだった。
 
 
刺す様な風の中、川沿いに学校へ向かう。
 
 
学校は、知ってる先生もいないので、そのまま眺めて帰ってきた。
 
 
懐かしい学び舎を横目に、いつも帰った道を帰る。
途中で懐かしい梨園を発見!
梨園.jpg
 

 
ここの梨を友達が盗んだ事があった。
 
 
網の隙間から入って、
少し小さいまだ成長途中の梨を2個盗ってきた。
そいつは金属の定規で割って一緒にいた友達に分け始めた。
  

でも、どうしても僕はその梨を食べる気になれなかった。
友達は盗んだ梨を分け与える事で、皆を共犯にしたかった。
 
 
梨泥棒と言う冒険をする事で、
ちょっとしたヒーローを気取りながら、
内心はビビっていた彼は、「いいから食べろ」と言っていたが、
やっぱり食べたくないので食べなかった。
 
 
何処かから何かを黙って拝借した事が、
無い訳じゃないし、むしろそういう時期もあった。
 
 
ただその友達がした事の、
片棒を担ぐみたいのは嫌だったんだと思う。
 
 
そんな事を思い出しながら、
今度は中学校へと足を延ばすのであった。
 
 
最終章へ続く

投稿者 glam : 2006年01月24日 22:03
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