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2005年08月13日

くせ毛 Vol.3

昨日の文章を読み返してみて、我ながら読み辛い(苦笑)


言い訳になってしまうのですが、昨日は営業も忙しく、
そのまま撮影の仕込みをしなければならず、
その合間を縫って書いていたせいもあり、
些か読み辛い文章になってしまい、申し訳ありません。


そして、今日もあまり時間がない.........


このテーマが、こんなに長くなるとは思ってもいなかったのですが、
いざ書いてみると、書きたい事が沢山。


という訳で、今日も長くなりそうです。


昨日は、セニングシザー(削ぎバサミ)を使ってしか、
毛量調節が出来ない美容師は、
強いくせ毛のカットして、良いスタイルを作る事は出来ないと書きました。


セニングシザーは、効率よく(速く)毛量調節が出来ます。
ただ、全体の量を減らしてペラペラにしてしまうので、
クセが強調されてしまい、強いクセには向かないという事です。


誤解の無い様に付け加えますが、
セニングシザーが全ていけないとは言いません。


僕も部分的に使う事も、稀にあります。


使い方によっては、効率よく毛量を減らせるツールである事は確かです。


が、しかし、


僕たち美容師は、それぞれ違うお客様のクセに、
【カスタムさせる技術を持たなければいけない】と思うのです。


少なくとも、強いクセを持ったお客様にセニングシザーを使う事は、
絶対にしてはならない事なのです。


前フリが長くなりましたが、くせ毛のカットの続きを書きます。


くせ毛の人でも、「イメチェン」したい!
夏場はショートにチャレンジしたい!
なんて事もあるでしょう。


でもね.........


くせ毛の方の「ロングからのショートへのスタイルチェンジ」
これはかなり危険なチャレンジです。


美容師側からの視点で言わせてもらうと、
短くした事でどれくらいのクセがでてくるか、
切ってみないと判らない部分も多いのですが、
切ってしまってからでは、修復出来ないケースもあります。


ただ、経験のある美容師なら、【危険】な信号は見逃しません。


「この人は、短くしたらヤバそうだな」といった感じを、
カウンセリングの時の、髪質チェックで読み取る訳です。


そして、お客様のオーダー通りに、鋏を入れた所をイメージすると、
【危険】と警報が鳴る訳です。


ここでその旨を説明すると、お客様の反応は二通りです。
ガッカリして、「じゃあいつもの感じでいいです」という人。
諦めきれないで「何とかならないでしょうか?」という人。


前者の選択は、美容師としても辛いです。
お客様は【不満を抱いたまま帰る】のが前提で、
僕等は仕事をしなければいけない。
そういう仕事は、決して楽しい物ではありません。


では後者の場合どうかというと、
収まり難くなる可能性が高い事を前提として、
それを補正する為の矯正などのメニューを、
出来るかどうかが問題になって来ます。


美容師が短くするのは【危険】と判断して、
お客様が「パーマや縮毛矯正はかけたくない。」という場合は、
冒険はしない方が良いでしょう。


今は矯正の薬剤や技術が進歩して、
強いクセ毛でも、色んなスタイルが出来る様になって来ました。
ですから、矯正メニューを前提に考えて頂ければ、
大抵のスタイルは近い形で、再現する事が出来ます。


ですが、時間的な問題、髪のダメージ的な問題、
金銭的な問題などで、施術に踏み切れない事も多いと思います。


そういう場合は、冒険は控えるべきです。
美容師は「魔法使い」ではありません。
サロンでの仕事の全ては、化学と理論で説明出来る事の、積み重ねです。


出来る事、出来ない事を、なるたけお客様と美容師の間で、
明確に押しておく事が大事です。


イヤラシく聞こえるかもしれませんが、
お金と時間をかければ、大抵の事は出来ます。


ただその金額と、かかる時間が、
そのヘアーに見合った物かどうかは、お客様が決める事なのです。


ですから、カウンセリング時にしっかり話し合う事が大事になります。
料金、時間、ダメージ、今後の展開等を見据えた上で、
メリット、デメリットを考えて、決めていく事が大事だと言う事です。


それから、これも基本的な事ですが、
自分のクセよりも大きめのカールのパーマは、
矯正とミックスで考えなければ、無理です。


細かいクセ毛の人に、奇麗な大きめカールは、
パーマだけでは作れないのです。


もしかけた場合、細かいクセのままで更にパーマがかかり、
きたないウェーブになります。


そういった場合、ケースバイケースなので、絶対出来るとは言えませんが、
一度矯正をかけて、その上で大きめのパーマをかける事も出来ます。


ただ、時間も費用も余計にかかるのは確かですが..........


色々書きましたが、クセ毛の人でも色々なスタイルを楽しむ事は出来るし、
カットだけでも、かなりクセを抑えたり、生かしたりする事が可能です。


ただ、希望を美容師にしっかり伝えるという事は大事なので、
ヘアースタイルの切り抜き等を用意して、
なりたい自分をまずハッキリ示す事が大事だと思います。


髪質や顔の形、作りが違うのは当たり前なので、
そんな事を笑ったりする美容師は、あまりいない筈です。


「恥ずかしい」と言う方も多い様ですが、
イメージを共有するという意味で、
切り抜き等はあった方が良いでしょう。


その上で、出来る事、出来ない事を明確にしていけば、
美容院での失敗は、減ってくると思います。


僕等も日々技術の向上に努めていきます。


何年か前までは、無理と言われていた事が、
今では出来ることも、沢山あります。


お客様も、くせ毛だからと諦めてしまわないで、
色々チャレンジして欲しいと思います。


長くなりましたが、「くせ毛編」これにて終わりとさせて頂きます。


PS
明日の夜から、八ヶ岳に登山に行ってきます。
ここの更新は出来なくなるかもしれません。
 スイマセン。水曜日には再開できると思います。
 奇麗な山の風景写真を期待して下さい!
 
明日は更新するかもしれませんが、未定です。

投稿者 glam : 2005年08月13日 20:27
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