昨日の文章を読み返してみて、我ながら読み辛い(苦笑)
言い訳になってしまうのですが、昨日は営業も忙しく、
そのまま撮影の仕込みをしなければならず、
その合間を縫って書いていたせいもあり、
些か読み辛い文章になってしまい、申し訳ありません。
そして、今日もあまり時間がない.........
このテーマが、こんなに長くなるとは思ってもいなかったのですが、
いざ書いてみると、書きたい事が沢山。
という訳で、今日も長くなりそうです。
昨日は、セニングシザー(削ぎバサミ)を使ってしか、
毛量調節が出来ない美容師は、
強いくせ毛のカットして、良いスタイルを作る事は出来ないと書きました。
セニングシザーは、効率よく(速く)毛量調節が出来ます。
ただ、全体の量を減らしてペラペラにしてしまうので、
クセが強調されてしまい、強いクセには向かないという事です。
誤解の無い様に付け加えますが、
セニングシザーが全ていけないとは言いません。
僕も部分的に使う事も、稀にあります。
使い方によっては、効率よく毛量を減らせるツールである事は確かです。
が、しかし、
僕たち美容師は、それぞれ違うお客様のクセに、
【カスタムさせる技術を持たなければいけない】と思うのです。
少なくとも、強いクセを持ったお客様にセニングシザーを使う事は、
絶対にしてはならない事なのです。
前フリが長くなりましたが、くせ毛のカットの続きを書きます。
くせ毛の人でも、「イメチェン」したい!
夏場はショートにチャレンジしたい!
なんて事もあるでしょう。
でもね.........
くせ毛の方の「ロングからのショートへのスタイルチェンジ」
これはかなり危険なチャレンジです。
美容師側からの視点で言わせてもらうと、
短くした事でどれくらいのクセがでてくるか、
切ってみないと判らない部分も多いのですが、
切ってしまってからでは、修復出来ないケースもあります。
ただ、経験のある美容師なら、【危険】な信号は見逃しません。
「この人は、短くしたらヤバそうだな」といった感じを、
カウンセリングの時の、髪質チェックで読み取る訳です。
そして、お客様のオーダー通りに、鋏を入れた所をイメージすると、
【危険】と警報が鳴る訳です。
ここでその旨を説明すると、お客様の反応は二通りです。
ガッカリして、「じゃあいつもの感じでいいです」という人。
諦めきれないで「何とかならないでしょうか?」という人。
前者の選択は、美容師としても辛いです。
お客様は【不満を抱いたまま帰る】のが前提で、
僕等は仕事をしなければいけない。
そういう仕事は、決して楽しい物ではありません。
では後者の場合どうかというと、
収まり難くなる可能性が高い事を前提として、
それを補正する為の矯正などのメニューを、
出来るかどうかが問題になって来ます。
美容師が短くするのは【危険】と判断して、
お客様が「パーマや縮毛矯正はかけたくない。」という場合は、
冒険はしない方が良いでしょう。
今は矯正の薬剤や技術が進歩して、
強いクセ毛でも、色んなスタイルが出来る様になって来ました。
ですから、矯正メニューを前提に考えて頂ければ、
大抵のスタイルは近い形で、再現する事が出来ます。
ですが、時間的な問題、髪のダメージ的な問題、
金銭的な問題などで、施術に踏み切れない事も多いと思います。
そういう場合は、冒険は控えるべきです。
美容師は「魔法使い」ではありません。
サロンでの仕事の全ては、化学と理論で説明出来る事の、積み重ねです。
出来る事、出来ない事を、なるたけお客様と美容師の間で、
明確に押しておく事が大事です。
イヤラシく聞こえるかもしれませんが、
お金と時間をかければ、大抵の事は出来ます。
ただその金額と、かかる時間が、
そのヘアーに見合った物かどうかは、お客様が決める事なのです。
ですから、カウンセリング時にしっかり話し合う事が大事になります。
料金、時間、ダメージ、今後の展開等を見据えた上で、
メリット、デメリットを考えて、決めていく事が大事だと言う事です。
それから、これも基本的な事ですが、
自分のクセよりも大きめのカールのパーマは、
矯正とミックスで考えなければ、無理です。
細かいクセ毛の人に、奇麗な大きめカールは、
パーマだけでは作れないのです。
もしかけた場合、細かいクセのままで更にパーマがかかり、
きたないウェーブになります。
そういった場合、ケースバイケースなので、絶対出来るとは言えませんが、
一度矯正をかけて、その上で大きめのパーマをかける事も出来ます。
ただ、時間も費用も余計にかかるのは確かですが..........
色々書きましたが、クセ毛の人でも色々なスタイルを楽しむ事は出来るし、
カットだけでも、かなりクセを抑えたり、生かしたりする事が可能です。
ただ、希望を美容師にしっかり伝えるという事は大事なので、
ヘアースタイルの切り抜き等を用意して、
なりたい自分をまずハッキリ示す事が大事だと思います。
髪質や顔の形、作りが違うのは当たり前なので、
そんな事を笑ったりする美容師は、あまりいない筈です。
「恥ずかしい」と言う方も多い様ですが、
イメージを共有するという意味で、
切り抜き等はあった方が良いでしょう。
その上で、出来る事、出来ない事を明確にしていけば、
美容院での失敗は、減ってくると思います。
僕等も日々技術の向上に努めていきます。
何年か前までは、無理と言われていた事が、
今では出来ることも、沢山あります。
お客様も、くせ毛だからと諦めてしまわないで、
色々チャレンジして欲しいと思います。
長くなりましたが、「くせ毛編」これにて終わりとさせて頂きます。
PS
明日の夜から、八ヶ岳に登山に行ってきます。
ここの更新は出来なくなるかもしれません。
スイマセン。水曜日には再開できると思います。
奇麗な山の風景写真を期待して下さい!
明日は更新するかもしれませんが、未定です。