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2005年08月29日

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?.jpg

この本に出会ったのは、去年の冬でした。
(凄ーく前の話に思えるけど)


前に勤めていたサロンで、朝礼時に<三分間スピーチ>というのがあって、
そこで、スタッフの一人が紹介してくれたのがきっかけでした。


いわゆるビジネスの啓発書の部類に入ると思います。


僕はその手の本はどうも苦手で、
「地図を読めないなんたら〜」とか「チーズは〜」とか、
本屋で何ページか読んだだけで、
買おうと思った事は一度も無かった。


実際にその手の本を最後まで読んだ事が無いので、
本当に良いのか、そうでも無いのかはわからない。


ただ僕の中では血液型性格診断と、
<同じレベル>くらいにしか見えなかったんです。


少なくとも、当時の僕には。


そんな僕なんで、当然「ふーん」って感じでした。
そのスタッフはその本を持って来てくれて、
店に置いてくれたので、食事の時にチラ見したりしてみたんですが、
これがハマりました(笑)


大雪の空港で、飛行機が完全にストップしてしまい、
空港内で足止めをされていた35歳の著者が、
人懐っこい老人に話しかけられる。


イライラの絶頂の中、何処か人懐っこいこの老人は、
色んな事を質問してくる。

家族の事、仕事の事、どこに住んでいるのか...etc


そして老人は最後に、


「仕事は楽しいかね?」


こう言って、この著者を【ギクリッ】とさせる。


この言葉に、今まで自分の中に積もっていた色んな思いを、
老人に吐き出す著者。


この老人は、実は有名な発明家で、
一流企業をの顧問を務める、実業家「マックス・エルモア」だった。


そしてマックスと仕事に関しての色んな話をする。


会話の中で、著者は仕事に対して自分の信じていた価値感や、
方法論を、ことごとくひっくり返される。


正直読みながら僕も戸惑っていた。
だってひっくり返されたそれは、
まさしく僕の信じる価値観でもあったから....


この本を読んだとき、僕は奇しくも著者と同じ35歳。
独立に備えて動き始めねばと、考えていた時だった。


多分読んでいる人は、誰もが自分と著者を重ねて、
読んでしまうんではないだろうか?


彼(マックス)は目標を設定するなと言う。


「目標に対する君の問題は、世の中は君の目標が達成されるまで、
 じーっと待っていたりしないというい事だよ」


「問題は平均より上の人があまりに多くて、
 それが普通になってしまっている事だよ」


「平均以上は平均って事だね」


「彼らはね、人を凌駕する人材になろうとしてるけど、
 それを他人と同じ様な人間になる事で、達成しようとしてるんだ」


など、痛い言葉が沢山出てくる。


「クソジジ〜」と思って読んでるんだけど、
不思議なトークに引き込まれ、最後には納得してしまう。


僕はglamをオープンさせるにあたり、
この本を何回も何回も読み返しました。

この<クソジジイ>の言葉を、少し忘れかけている自分がいたので、
最近久しぶりに読んでみた。


やっぱりおもしろい。


「試してみる事に失敗は無い」


「明日は今日と違う自分になる」


この一見、訳の解らない言葉、
一つ一つだけをみれば、誤解されそうな言葉は、
いまの僕を支え続けてくれています。


きこ書房
デイル・ドーデン著
野津智子=訳
「仕事は楽しいかね?」

この空港での一夜が、文字通り人生を変えてしまった著者の、
体験に基づく本です。

投稿者 glam : 2005年08月29日 12:23
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