「こころ」が読みたくなった。
あの有名な【夏目漱石】の「こころ」が、無性に読みたくなった。
丁度、読んでいた
「下妻物語—ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 (完) 」
が読み終わり、読むものが無いので、
帰りに「丸善BOOK メイツ」に寄って、文庫を物色していた。
「夏イチ」だか、何だか文庫のフェアーで、やたら文庫が並べてあった。
ボーっと見てたら、不意に「我が輩は猫である」が目についた。
考えてみると、【夏目漱石】の本を、マトモに最後まで読んだ記憶が無い。
「坊ちゃん」も最後の方は惰性で読んだ感じで、全く内容覚えていないし、
「我が輩は猫である」は途中で止めてしまっている。
どちらも中学生の頃に読んだので、
まだ本の面白さを理解していなかったのだろう。
「こころ」は読んだ方がいいと、何人もの人に言われてきた。
まあ、そのうち読む事もあるだろうと、思って今日まで来た訳だが、
いい機会だから読んでみるかと、新潮文庫の【夏目漱石】の場所を探してみた。
ところが、そういう時に限って、「こころ」がない。
「三四郎」や「それから」や「門」もあるのに、「こころ」が無いのです。
こうなると人間、無償に「こころ」が読みたくなります。
何とか探し出そうと、そのままルミネの有燐堂へ向かいました。
ところがです、無いんです。
天下の有燐堂に「こころ」が無いとはどうゆう事だ!
と心の中で呟きながら、地元の鶴見の本屋へ向かいました。
鶴見には4、5件の本屋があるので、何とかなるだろうと......
まず向かったのは、西口の駅ビルにある、某I書店。
ずいぶん前に、「海辺のカフカ」を買いに行ったら、下巻しか無くて、
他で買った上巻を読み終え、下巻をそこに買いに行ったら、
今度は、上巻しか無くて、(笑)
「すいません、この本の下巻無いですか?」と聞いたら、
「棚に無ければ無いです」と言われた事のある、
だいぶやる気の無い本屋です。
「こころ」位はあるだろうという、淡い期待は、呆気無く砕けちり、
反対の駅ビルへ向かったら、そっちはもう閉店、
「ダーーーーーーーーーーッ」ヽ(`Д´)ノ
確かSEIYUに本屋があったはず、と向かってみれば、
いつ間にか本屋さん無くなってまして............
こうなるともう意地です。
軽い気持ちで始めたパチンコで、
持ち金を全部ヤラレタみたいな気分になりまして、
「もう、引くに引けない」って感じです。
でも、もう残っているのはあと一カ所。
鶴見でも有名なエロの巣窟で、
フランス書院などのエロ小説が、
新潮文庫の名作達よりも広いスペースを取っている、
あの店........
エロ本とコミックが店の5分の4を占めていて、
(エロコミが5分の3)
新作のハードカバーを探すのに、一苦労のあの店........
あの某I書店の本店でもあるあの店しかない..........
あきらめきれない僕は、ゆっくりとそのエロの館へ足を踏み入れました。
そして新潮文庫の棚を探すと、
やっぱりエロ小説が大半を占めています。
そして、驚く事に、新潮社も、集英社も、講談社も、角川も関係なく、
バラバラに並んでいるではないか!
もうどうにでもなれ!
半ば焼けになりかけているその時、
フランス書院「七人の人妻—凌辱初夜」から50センチ位しか離れていない、
一番下の段の、隅の方に見つけました。
「こころ」はそこに、申し訳なさそうに並んでいました。
僕は、エロの巣窟から「こころ」を救い出すべく、その手に取り、
レジへ向かいました。
9回の裏2アウトからの【サヨナラヒット】って感じです!
そうまでしてやっとGETした「こころ」ですから、
面白く無くては困ります!
この本が面白い事を願ってやみません。
ただ今は手に入れた事で、一杯一杯で........
そのうち感想を書く事もあるでしょう。
皆さん、気長に待っていて下さい。
そしてこれから準備をして八ヶ岳に行って参ります。
しかし、何やってんだろ...........