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2005年08月26日

Another Flower

最近の雑誌でのヘアー特集を見ていると、
「モテ髪」という言葉を良く目にします。

ボクの友人の宮川さんのブログでも、
似た様な事を書かれていますが、
雑誌というのは、とかく言葉遊びが好きな様で、
色んな意味不明の言葉が、紙面を賑わせています。


そうした言葉が、世間でも一般的になってしまう事も、
ままあり、
「モテ髪」なんかもその一つだと言えます。


ではこの「モテ髪」、どんなスタイルなのかと言えば、
特に目新しいスタイルでもなく、ここ何年かは、
同じ様なスタイルが、ヘアカタや、雑誌のヘアー特集で、
「モテ髪」として取り上げられています。


ヘアサロン側も、広告等にこの「モテ髪」というフレーズを、
使ったりしています。


まあ、産業としては必要なのかもしれないけど......


同じ様な髪型がいーーーーーーーっぱい載ってるヘアカタログ。
何冊かあっても、その中からしたい髪型って中々見つからない。


何ででしょうかね?


答えは簡単。
同じ様な髪型しか載ってないからです(笑)


何かの本で読んだ事あるのですが、
退屈と不安が共存しているのが、現代社会の姿だと。


本来、平凡な中に退屈が生まれ、
不安定な状態の中で不安が生まれる。
その二つは共存しないと思われて来た。


ところが実際には、退屈しながらも、
不安を抱えて人は生きている様です。


例えば退屈な仕事、
平凡で安定しているが面白みに欠ける。


この仕事を退屈と感じると同時に、
この仕事を失う事に不安を持っている。


自分だけの髪型を探しに美容室に来て、
皆とおんなじに「モテ髪」のオーダーをする。


何だか似てませんか?


皆おんなじ様な服を着て、皆おんなじ様に「モテ髪」にして、
皆おんなじ様に「世界に一つだけの花」を聞いて感動する(笑)


今時いない様な重いボブの人が歩いていました。
でも凄く似合っていて、素敵だなーと思いました。


おばあさんのお客様で、いつも襟足を刈上げる方もいます。
(素敵なおばあさんですよ)


坊主みたいなショートの女性のお客様もいます。


いわゆる「モテ髪」ではないけれど、僕はとっても素敵だと思います。


約一月前に「世界で一つだけの花」というコラムを、ここで書きました。
その後色々な人の話を聞いたり、読んだりして考えたのですが、
最近では、
「世界で一つだけの花」この唄が、
周りに流されない、自分だけの魅力を見つける為の
<応援歌>になって欲しいと思う様になりました。


そして僕は美容師というのは、その人が自分では気付けなかった,
【Another Flower】
<もう一つの花>を見つけてあげるのが、仕事なんじゃないか?
そう思うんです。


「拘束のドローイング9」でマシューバーニーは、
頭のてっぺんをバリカンで剃って、
そこにフジツボみたいなものをのせてるんですが、
不思議とカッコいいんです。


ビョークも眉毛を剃って、日本髪に角が生えていたり、
ウニみたいなカンザシを着けているんですが、
不思議と素敵なんです。

_MG_2749.jpg
普通だったら笑っちゃうんですけどね。

正しくそれは
「世界に一つだけの花」なんですよね。


「PULS+ING」で柘植伊佐夫さんが言ってました。
「本当にモテる人は、頭のてっぺん四角く剃ってもカッコいいんだ」

投稿者 glam : 2005年08月26日 13:30
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